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未知との遭遇のYYamadaのレビュー・感想・評価

未知との遭遇(1977年製作の映画)
3.6
巨匠たちが描く永遠のテーマ!
【知的生命体とのファーストコンタクト】
①監督: スティーブン・スピルバーグ

◆コンタクトの相手:
 地球外生命体
・人間の幼児のよいなタイプ(グレイ)
・頭が小さく手が細長いタイプ
◆コンタクトの機会:
 会いに来る
◆コンタクトの方法:
 「5音音階」の音楽
◆人類が得るもの:
 第三種接近遭遇
 (UFOの搭乗員と接触)

〈見処〉
・当時は「勧善懲悪」が中心だった「宇宙もの」作品に対し、初めて地球外生命体との交流を描いた、エポックメイキングな作品。後年の『E.T.』の爆発的ヒットの布石になった。
・秀逸な邦題『未知との遭遇』に対する原題は『Close Encounters of the Third Kind』、「第三種接近遭遇」を意味する。
・主演は『ジョーズ』に続き、スピルバーグの盟友リチャード・ドレイファス。
・「地球外生命体を驚異として描かない」「何かに取り憑かれた人物が、真実を知っている」今では当たり前の描写を、40年以上前に当時31歳のスピルバーグが取り入れているのは画期的である。
・UFOとの遭遇場面の特集効果は今でも通用するレベル。「出来ないことは描かない」スピルバーグだからこそ。
・地球外生命体の目的は描いておらず、ソフトな内容になっている。
・「スピルバーグと親交の厚いカーター大統領(当時)の政権がスポンサーとなり、国民の順化プログラムとして本作を制作した」都市伝説を、現在も多くの人が信じているようだ。
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