きしめん

ゴーストワールドのきしめんのレビュー・感想・評価

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
3.8
ティーンエイジャーのはみ出しもの2人が、冴えないオタク気質の中年男性と出会い、その関係が変化していく。

親友のレベッカが就職、自立して大人になっていく中、主人公のイーニドは社会に馴染めずにいる。
あらゆる事に毒を吐き、周囲を見下し、自身が特別で優れた存在だと信じている。
しかし自信があった絵は評価されず、仕事もまともに務まらず、中年男性シーモアとのやりとりの中で次第に自分が平凡な存在だと気づき始める。

周りの人間が大人になり、各々の人生を歩み始める中、自分だけが前に進めず、取り残されている状況は心に刺さる。

色々な解釈が可能で哀愁ある結末も素晴らしく、少しブルーな気持ちになるも楽しめ、共感できる映画でした!
きしめん

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