うん、硬派な物語って印象。
嘘をつかないように、正直に物語を終わらせてる。
やっぱり個人的には最後はバットエンディングだと思う。ハッピーエンドにしてしまうと、彼女の葛藤がすべて嘘になってしまうもの。
どちらともとれるような終わり方はわかる。作者として、描きたいものが、描いたものが、肯定として捉えられると困るものがあるんだと思う。
それでも、そのネガティブなラストを印象的な美しいシーンとして描かれてるのがいい。
そもそもなにがバットなんだろうと思う。彼女が足掻いて生きた青春のすべてがあったわけで。それが間違っていようがいまいが、愚かであろうが。みっともなくあろうが。やはり、彼女はどうしても。からっぽの自分を受け入れられなかった。そんな女の子の悲しいお話。