少女223号

ゴーストワールドの少女223号のレビュー・感想・評価

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
4.0
"学校なんて大人なんてこの世なんてクソ喰らえ!!!"

私はイーニドに似ている用であんなにはっきりものを言うことは出来ないから羨ましくもあった。そしてなんでも言い合える親友がいることも。年の離れた友達ができたり人目をあまり気にしないところも。
似ているからこそ私には無いもの持っているのが悔しく思えて、つまりそう思うってことは友達みたいな距離にいる錯覚をしていた。そう思ってしまうガキな自分の器の小ささも改めて思い知った。周りが大人になっていくのが怖いよ。

中途半端な反骨心じゃなんにも変えられない。髪を染めても変わらない。立てた中指はすぐにへし折られる。
怠けてるだけなのに羨んでばかりで他人の幸福なんて祈れない、イーニドは私の鏡でした
少女223号

少女223号