このレビューはネタバレを含みます
ずっと観てみたかった映画
もっとポップで丸い感じかなと思ったら、想像してたよりずっしりしてて、尖ってた
アイコンになるような2人のスタイル、特にイーニドは案外少なくない数の女子に共感されそう
ずっとスカヨハともう1人の女の子の映画と思ってたけど、ブシェミ、あなたも立派な三人目じゃないですか…
世の中の男女が愚かに見えてしまうのは世界共通である感覚なのかもしれない
四畳半神話体系の私を上回る変人小津が世間にうまく溶け込んでるみたいに、そういう感覚を持ちながら紛れ込んでる人もきっといる
そんな人を探して生きていくのも悪くないんじゃないか
まさにイーニドとシーモアの邂逅みたいな
自分中心の世界に生きてても、いつかその過ちや後悔に、時間が経てば気付けるかもしれない
ただ周りの人もそのときは本気で怒ってあげなくちゃなあ
きちんと傷付いたことを言ってあげないと
シーモアとイーニドの違いは、自分が人を傷つけたという自覚の有無かな
色々と思うことがポヤポヤと浮かんでくる良作
