ひびき

ゴーストワールドのひびきのレビュー・感想・評価

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
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ジャズ、アート、ポップファッション、アメリカンコメディー好きな私にとってどハマりな作品。

高校を卒業した2人が校舎に向かってファッキューしているシーンがお気に入り。

自分の生きづらさとの重なり
ふつうにはなれなかった若者
世の中に対する冷笑的なものの見方、
周囲を掻き回しながら自分を見つけようとする姿、
親友とも男とも結ばれず1人の道を選んだ

心の拠り所は複数持っておきたい。


高校卒業後、急に大人になりなさいという義務や圧力。
折り合いをつけて社会に溶け込むか、社会に抗って我が道を行くか。大人になることの難しさ、大人になるとはどういうことなのか考えさせられる。
就活を控える私には響いた。


全体のテンポ感、色味、アメリカンな街並み、凄く好みでした。
イーニドにどんどん惹かれていく私。
ポップな服装を着こなして、我が道を貫く姿、独特な感性をもつ彼女は憧れそのもの。
最近の社会は、愛想と社交性のある人が認められる世の中なのとは相反して、我を貫き
素直になれないところも愛らしい。。


冴えない年上男と、女の子、奇妙な友情関係を築いていくところが好き。そういう物語に、趣味の合うもの同士の出会いに、惹かれる。

何かを求める者に与えられるバス。
世間を騒がせた芸術家として好きなことをして生きて欲しい。


また、絶対に観たい映画です。大好きです。
若いうちに、いい映画をたくさん観よう。
カルチャーに触れられることが映画の良さだと思うのです。
ひびき

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