このレビューはネタバレを含みます
序盤ににたにた笑っていたイーニドが終盤あんなに息苦しそうな表情になってしまうとは
決まったクラスに入れられて決まった授業を受ける学校から卒業したのを境に明確にイーニドに訪れたモラトリアム期は何をやってもハマらなくて、あれこれ提案されても「嫌」じゃなくて「違う」だったんじゃないかなと思った
レベッカが自分のいない知らない輪を作っていることに腹が立ったり勝手に仲間外れにされた気持ち、分かる
同じようなテーマの「もらとりあむタマ子」は終わり方も似ているけど、ネガティブで消極的にならなかったぶんタマ子はかなりタフだったんだな…と思った
タイトルは足のない幽霊のように、地に足がついていないイーニドの世界のことかなぁ
ラストは引っ越しの荷物もちゃんと決められなかったイーニドが手提げのバッグ1つに自分に必要なものだけを持って街の外に出た門出と捉えた