Kumonohate

飛び出した女大名のKumonohateのレビュー・感想・評価

飛び出した女大名(1961年製作の映画)
4.2
江戸屋敷に滞在中の三日月藩のお姫様・春姫(中田康子)が、お忍びで江戸の下町に遊びに出かけたところ、同じく江戸屋敷に勤務する賄方(料理係)で、毎夜屋敷を抜け出して下町で遊んでいる鯖江半太郎と出会い…という時代劇ミュージカル風コメディー。ストーリーは他愛も無いが、時折挿入されるミュージカル部分の楽曲が、スイングのきいた(本作に出演もしているがザ・ピーナッツの楽曲みたいな)ジャズ風和製ポップスで、とてもイカしている。コメディー部分も大笑いというのでは無いが、クスクス笑わせてくれて、とても洒落ている。勝新太郎のコメディアンとしての才も堪能できる。大映がガンガンやってた時代なればこその、何でもアリの自由を感じる。面白い。
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