実在する暴力団の組長が、実名で主人公とかぶっ飛んでる。
戦後、どうやって暴力団が台頭してきたかなんかが簡潔にわかるため、やくざ史の勉強にはもってこい。
賭場で玉音放送を聞いたっていうのは実話かな? 実話なんだろうね。そんなのなかなか考え付かんもんね。徹夜で手本引きして、翌日も昼過ぎまでやってて、玉音放送を聞いたらみんななんとなく解散していく。あそこはかなりの名シーン。
敗戦し、歓喜に沸くひとびとへの戸惑いと、それが三国人だとわかった時の動揺を、当時のひとも体験したのかなぁなんて思った。
師匠のマキノ雅弘直伝なのか、小沢茂弘監督の引いた絵が好み。シネスコサイズを生かした絵作りされてる。
面白かった!