めっちゃ好きだったこれ。
南野陽子は今20代そこそこの自分から見てもびっくりするくらい可愛い。
なんか造形とか置いといてオーラが違う。
いるだけでパッと目を引くというか。
ストーリーも、ヒロインの恋愛感情だけはよくわからなかったが、それ以外は無茶苦茶ハマった。
話自体は王道だしご都合主義なんだけど、大筋に引きづられてないというか。
ストーリー本意で動いているのではなく、それぞれのキャラが自我をもって生きて、その結果ストーリーに繋がっているんだって思えた。
ラストシーンの突き放すような切なさは最高。
どんな平凡な人にも人生のどこかで大冒険と言えるような出来事がきっと一つはあり、いつまでもそれを回顧するのだろう。
そしてそれは必ずしもハッピーエンドで終えられるわけではない。
死別よりも、運命を分けて散ることの方が苦しいのではと、この映画を観て思った。
