ブルースたかぎ

キング・コングのブルースたかぎのレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
3.6
すごい出来です
素晴らしいです

日本で怪獣映画といえば昔から着ぐるみが主流だったと思いますが、本作に出てくるクリーチャーたちはストップモーションで作られてます(おそらく)
そのストップモーションと実写の合成でクリーチャーと俳優を共演させてます

若干コマが少ないかなと思うところもあるものの、クリーチャーの動きは個性があり辿々しいところさえもチャーミングに思えてきます
コング以外にも恐竜みたいなんが出てきてそれがコングと戦うシーンがあり湧きました
やっぱりね怪獣同士の戦いって熱いんですよね
子供の頃VHSにダビングしてあったウルトラマンのレッドキング対チャンドラーとか熱すぎですもんね

驚くのは実写と人形を合成で写すさいの対比縮尺です
かなり正確にやってるなと感じました
コングのサイズが大き過ぎずちょうど良いんです

ストーリーは単純明快でしたね
ヒロインはきれい
キングコングが登場する映画は他にも色々見てますがコングがあからさまに人を殺すところは本作で初めてみました
噛み殺したり踏み殺したり、進撃の巨人のようでしたね
噛み殺す際のコングの顔も少しバカっぽかったです

ラストは人間の街に連れてこられて撃ち殺されてしまう
人間の都合で連れてこられて人間の都合で殺される
何度も撃たれどんどん弱り、塔のてっぺんから落ちていくコングはとてもかわいそうでした
初代ゴジラがオキシジェンデストロイヤーで殺される時のような儚さがありました
やはり人間は身勝手である

コングがヒロインの服を脱がすシーンがあり、これはモノクロおっぱいが見られるかもとワクワクしましたが、ダメでした
なんだかんだこのシーンが一番盛り上がった