映画好き大学生の独り言

キング・コングの映画好き大学生の独り言のネタバレレビュー・内容・結末

キング・コング(1933年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

金曜レイトショー#4

ゴジラにハマった時、円谷英二さんが観て影響を受けたことは知っていたので、ずっと観たかった作品。ストップモーションによる映像は、現代のCGには見劣りするものの、想像以上に違和感のないものだった。戦前にこれが作られてると思うと、凄いの一言に尽きる。

人間に金儲けのために連れて行かれ、見せ物にされ、逃げ出したら攻撃され、ビルから転落死。キングコングがただただかわいそう。何も悪いことはしていないのに。

一番驚いたのは、キングコングが島の密林に住んでるのに異様に賢く器用なこと。繋がれてた鎖を器用に外していた。また、そこまで大きくないこと。リメイク作品の多いキングコング。80〜100mを超えるコングが出てくるものもあるが、今作の30mくらいがリアル。
最後のデナムの『美女が野獣を殺した』という台詞。全ての元凶の彼が偉そうにそんな事を言っていいものだろうか。この映画を通じて、人々の動物虐待はいけない事だという意識が高くなれば良いなと思う。