まや

キング・コングのまやのレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
4.0
制作から90年近く経った今でも色褪せない怪物映画の金字塔。ストップモーション撮影のぎこちなさが気にならないほど物語の筋が通っていて充分面白い。マックス・スタイナーの音楽が秀逸でアンダースコアの意義を明確に提示しているし、ライトモティーフの多用も映画音楽というジャンルが歌劇、楽劇の文脈上にあることをはっきりと表していて感慨深い。
「美女が野獣を殺したんだ」の台詞には正直呆れてしまった。人間の身勝手さよ。
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