いかえもん

猟人日記のいかえもんのレビュー・感想・評価

猟人日記(2003年製作の映画)
3.2
さて、コミコンから帰ってきて、ユアンの作品にどっぷりつかろう!ということで、選んだのが、…これかーい!
これね、ずいぶん昔に配信されてるのを発見して、しかし、このタイトル、このジャケ写、これは見るべきか否か…と思っていたら配信が終了してしまって、今になって観ておけばよかったなと思っていた映画だったんですよね。こういうマニアックな作品は配信切れるとそのままレンタルで細々、あるいは消滅ということになってしまう。ところが、アマプラとU-NEXTで配信されてますやん!いつ見るの?今でしょ!ということでついに再生ボタンを押しました。

一応サスペンスなのか?いや、盛りのついたユアンの映画といった方が正しいような気がするけども…。
港でスリップ姿の女性の遺体を発見するところから話は始まるんだけど、ユアンは船で河を行ったり来たりしながら荷物を運ぶお仕事をする人として雇われていて、その船の持ち主夫婦と子供と一緒に船に住んでいる。そんで、遺体を発見したのはいいんだけど、そこからはなぜかはわからんのだけど、ひたすらユアンがあっちでもこっちでも発情してという話になっている。過去と現在を行ったり来たりする映像の中で、どこでも発情し続けるユアン。自分で作ったカスタードクリームをぶちまけ発情するユアン。なんかもうようわからん。その合間に港で発見された女性遺体がどういういきさつでそんなことになってしまったのかが明らかになってくるという感じ。その真相の部分は、そういうことだったんだ…と思うので、軸のストーリーはそれなりに面白いんだけど、なんせその発情シーンが多すぎて、それいる?って感じだし、
ある家で下宿することになったユアン。その下宿には大家さんの奥さんが。奥さんをじっと見つめるユアン。
「あなたは危険な下宿人?」
はい、ベッドにいる二人~!って、なんやねんそれ、またかい!ちょっと笑ってしまった。

まあね、2000年前後のユアンのカッコよさは多分トップ級で、そりゃ見つめられたらそうなってしまうかもしれませんけども。実際最初の方で、港の船をつなぐ石みたいなやつに腰かけてタバコ吸ってるシーンを見て、これ、DVD買わなあかんやつちゃう?!とか思ったもんなぁ。
この映画の監督さん、「パーフェクトセンス」の監督さんでもあることが分かったんだけど、私はあっちの映画の方が好きかなぁ。でもこの監督さんはユアンのかっこいいショット撮るの上手い気がする。脱いでないシーンでは素敵なショットが多かったです。でも、発情シーンはあんまりだったな。毛布をバサッとどけるシーンがあって、えっ!って声が出たら、ドカーンとボカシが入ってて、あーびっくりしたということもありました。まあそんな映画です…って結局どんな映画かわかりました?