冒頭の強盗団が自警団にねずみ花火のような銃撃に鏖殺されるシーンからして好調。
暖炉のそばで殴り合うファイトシーンもかなり迫力があり良くできた西部劇と思うが
、ただでさえ魅力のないランドルフ・スコットがアウトロー役というミスマッチぶりが…。もうとにかく面構えが良くないんだもの。

西部劇。実在したギャング団リーダー、ビル・ドーリンをランドルフ・スコットが熱演。
開拓者達に土地と仕事を奪われたカウボーイたちは銃を手に立ち上がり、銀行強盗をするようになっていった。ビル・ドーリンもその1人で今は過激なギャング団ダルトンの新入りだったが、馬が怪我をしていてある銀行の襲撃に参加出来なかったことで運良く生き延びる。実は銀行襲撃は裏切者の密告によって保安官らにマークされていたのだ。これにより参加した仲間は全員死亡してしまう。ビルは密告したウィチタを殺害し、殺人罪で連邦保安官らから追われる身となる。友人のアーカンソーを訪ねたビルはレッドとビターを紹介され彼ら3人とともにビル・ドーリンをリーダーとした新たなギャング団ドーリン一味を結成。その後リトル・ビルとタルサの2名も加わる。さらにとある町で知り合った女性エレインとも親しい関係になり、恋に仕事に順調なビルだったが、保安官たち追っ手の包囲網は着々と迫ってきていた…

保安官など善人の役が多いランドルフ・スコットが珍しくアウトローを演いる。でも優しい顔なのでギャング団のリーダーにはあまり見えない。ギャングから足を洗いたいけど洗えないビルの苦しそうな表情がなんとも哀しい。


視聴日 2018/04/23