同い年

月世界旅行の同い年のレビュー・感想・評価

月世界旅行(1902年製作の映画)
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舞台セットの中で撮られてるから、立体把握能力がバグる。エッシャーのだまし絵見てる気分に。

どこまで意識的に風刺を撮ってるのか読めないんだけど、当時まだ人類が到達してない月世界はこんな感じかも...で示されるのがことごとく地球の文明、物理法則の丸写し。動物に吹き出しつけて気持ちを代弁する動画みたいなグロさが描かれてる。植民地主義批判は十分伝わる。

遠すぎる他者への想像力ってどうやったら鍛えられるのかな。親密な他者の中にある、自分との遠さを理解する練習を繰り返す、あるいは多様な属性の他者と接して「こんな人もいるんだ」に慣れるとかかな。
ガザでの民族浄化に無関心でい続ける人たちにどういう言葉をかけたらいいのか毎日考えてる。
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