このレビューはネタバレを含みます
タイトルを知ってから何年もほったらかしにしていて
急に見る気になって見た。
イェンタウンのお話
全体的に貧民窟とか阿片窟とかボロ屋とか留置所とか娼婦街とか衛生的に汚いロケーションが多い。そして出てくる人もどこか汚れているのに、何かが美しい。音楽によって見せられていくからなのか、愛の力なのか、すれ違っては引き寄せられていく運命が美しい。
漫画のような展開とキャラのたち方。
Charaがマイウェイの初めてバンドで歌うところはとにかく食い入った。
彼女の歌の持つ力に圧倒された。
ちょい役のデイヴが憎めん、なんだろう。
アゲハの子供時代の狭い部屋でアゲハ蝶を見つけたことを母親に教えたいシーン。あの狭さと部屋の汚さがなんだか残る。
桃井かおりずっと見ていたいですね。
渡部篤郎の居住まいはカッコよすぎた。頭良くてローテンションで自然体でヒーローで、みんな好きでしょうきっと
90年代、という感じですね。
手持ちカメラのワタワタした感じは庶民的だし熱があるし、
我々を駆り立てるエネルギーに変換されていく。そんな絵たち。