george

スワロウテイルのgeorgeのレビュー・感想・評価

スワロウテイル(1996年製作の映画)
5.0
過言
設定の妙に、負けず劣らずの内容。
キャスト、脚本、カメラワーク、、、どれをとっても言うことなし(かも)

一般的なフィルムの尺に、無理矢理詰め込んだような、壮大すぎるような気がするのは無視できないけれど、それでいいのかも?

現世における言語の重要性、金、ないしは財政の影響力の高さを物語っている。と、思う。多分。
ドキュメンタリーでもなく、ファンタジーでもなく、
ノンフィクションフィクション
リアリズムでもなく、シュルレアリスムでも無い、曖昧で、際限のない二次創作
懐古主義的で、未来派な、近代アート(過言)

当時の情勢と、円が1番強いという設定を鑑みれば、こうなる他ないだろうと感じてしまう程に生々しく、同時にバカバカしい絵空事のようにも感じる。
でも、二次創作ってそれでいいのかも?(再)

兎に角、非現実的で且つ現実的な、無茶苦茶な設定に対する再現性の高さがハンパない。やんごとない。

映画、ないし二次創作の楽しみ方として、
"誰かの夢の覗き見"感に特に重きを置く自分としてはこれ以上ないバランス感
ありそうで無さそう、無さそうでありそう、の模範解答なのでは?(過言)
日本で生まれ、日本語話者として生き、欧米に劣等感を抱く人全員が見るべき。
こんな世界があってもいいじゃないか、フィクションなんだから。と訴えかけられているような感覚(過言)

過言ではなく、絶対にもう一回見るべき作品
(一度と言わず二度三度)

人生のバイブル
過言
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