逃げるし恥だし役立たず

トラック野郎 御意見無用の逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)
2.5
菅原文太のトラック野郎シリーズ第一弾。愛川欽也が米国ロードムービーの日本版として企画した。米国ロードムービーが如何にして本シリーズになったのかは疑問。ヤモメのジョナサン(愛川欽也)共演、ヒロインは倉加野洋子(中島ゆたか)。星桃次郎:一番星(菅原文太)の漢気を堪能出来る作品。アクション・メロドラマ・人情に加えてお色気・下ネタ・笑いが渾然一体となっている。お色気以降は不要と感じる婦女子もいると思うが、男だって人間である。人間とは本来は醜く愚かであり、本能的で暴力的だ。其れ故に人間は人間であり美しいのだ。ジャニーズの美少年のような作り物ではない本作の菅原文太や仲間達の姿を男の手本としていただきたい。

こちらも以降の続編は駄作。ノリで作った多くの続編にはオリジナルは越えられない。当時は二本立て上映で併映作との予定もあって無理矢理に作成したのだろうが駄作を世に出していく結果となる。