トム・クルーズがトップガンの勢いのまま、ハスラー2に続くミーハー路線第二弾。
やんちゃで不遇な男前が才能を活かしてのし上がる、その過程で女を利用しもて遊んで、遂に本当の愛に目覚める…絵に描いたようなうっすいサクセスストーリー。オーガニックには程遠い化学調味料タップリの味だけれども、これはこれでいいと思う。
映画から人生の教訓を学ぶ義理もないし、必ず芸術性がなきゃいかんわけでもない。映画やアニメに感動や人生訓を押しつけられるのも困ったもんだ。
ありもしない自分の未来を投影して、ひとときの映画への現実逃避、エンタメなんだから楽しめればいい。80年代はこんな映画がたくさんあった。
トム・クルーズもエリザベス・シューもすっかりシニアの域に入ったけど、もっともっと活躍して欲しい。