ククレ

カクテルのククレのネタバレレビュー・内容・結末

カクテル(1988年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

中学生の頃に観た記憶あり。トム・クルーズかっこええ!って思って、水筒を放り投げて「フレア」の真似したりしてた。当時は軟式テニス部やったんやけど、ラケットをクルクル回したりするのが流行ってたなぁ。
アマプラで見つけたけど、内容はほとんど覚えてなかったから観てみたら…あれ?なんやこのスカスカなストーリー…あぁ、ラズベリー賞やったのね…。

以下はネタバレ…





ホンマに「軽薄」な主人公ブライアン。大学で経営の勉強してたのにすぐ諦める。なんの努力もせず「曲芸」を雑に習得して人気バーテンダーに。すぐ感情的になって暴力振るうし、ビジネス書を読んで野心を語るだけの中身のない男やで。フレアバーテンダーの道を究めようともしない。「カクテル&ドリームズ」って言うけど、夢はブレブレやで。

あの「キラースマイル」でモテまくるのはわかるけど、どれも遊びなんやろうな。ジョーダンのことを愛してるわけじゃないから、急にいなくなっても気にしない。あの女社長といい関係になるけど単なる「ヒモ」やんけ。ビジネスマンになりたかったみたいやけど、叶えてもらえなくてスネた挙げ句、パーティで暴れて美術品破壊。逆ギレしてサヨナラ。

その後すぐに思い出したようにジョーダンに会いに行ったら、まさかの富豪ペントハウス!「お前だって金持ちなのを隠してたじゃないか」ってなじるのには呆れたわ。あの父親はマトモやで。あんな無責任なバーテンに娘をやれるか?!結局、父親を悪者にして暴力でジョーダンを強奪…。アカンやろ…。
嫌いやわ〜コイツ。
ラストで双子が産まれることがわかる。あぁ…ヤバい未来しか見えへん…。

「フレアバーテンディング」を真面目に修行して習得して、一途に夢に向かっていくストーリーならよかったのに…。まぁ、師匠のダグもブライアンと同じような「ヒモ」志向やったからしゃーないわな。楽して稼ぎたいだけ。よく考えたら、登場人物みんな短絡的やな…魅力ないなぁ…。
トム・クルーズのプロモーション映画でしかないんやね。
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