りえあおき

カクテルのりえあおきのレビュー・感想・評価

カクテル(1988年製作の映画)
3.3
ちゃらちゃらしてるイメージが先行して、観てこなかった。

や、トム・クルーズのMV的ではありつつ、落ち着いた青春映画なんですね。ニューヨークの街並みが嬉しいし、お約束のエアロビも楽しい。

既視感のあるストーリーに アクロバティックなバーテンダーの技をとりいれてて、ビジュアル的にもオンリーワンで面白い。

技をこなしながら役として生きる、トム・クルーズの巧みさも今なら素直に見ることが出来る。ミッションインポッシブルの布石がすでにあったんだなーと。10代の頃はニヤけたチャラい人というバイアスで観る気がしなかったけど、それも分かる。

最初からオビワン呼ばわりされてる、メンター役の年上バーテンダーは、師でありつつ、無垢なアダムとイブに世界を教えてしまった蛇の要素も持たせてるように見えた。単なる善人じゃないとこもいいと思うなー

青春白書とハスラー2を繋ぐ感じなのも興味深かった。90分で手際よくまとまってるのもいい。食わず嫌いを またひとつ克服。