おなべ

ジャックのおなべのレビュー・感想・評価

ジャック(1996年製作の映画)
3.8
◉子どもの視点から考える、“本当の友達”とは。

◉プロゲリアと呼ばれる珍しい病気を持つ少年ジャックは、老化が急速に進むため、心は10歳の子どもながら大人の外見で生活を余儀なくされていた。家に篭っていたジャックは、学校に行く事を決意するも様々な困難が待ち受けていた…。

◉『地獄の黙示録』『ゴッドファーザー』の《フランシス・フォード・コッポラ》監督作品。ホントに同一人物が撮ったのん??と思うくらい、笑いあり、涙ありの感動的な人間ドラマだった。

◉今は亡き《ロビン・ウィリアムズ》の名演技。当時45歳にもかかわらず、1つ1つの立ち振る舞いが完全に10歳程度の子どものそれで、変幻自在の表現力で10歳の子どもになりきり、無茶苦茶な設定なのに自然と感情移入させられた。

◉ラストのルイのスピーチ、そしてジャックのスピーチに本作で伝えたいメッセージがギュッと詰まっている。










【以下ネタバレ含む】












◉理想の大人とは、心が子どもであると思わされる。「10年後の自分は?」「不安になる」「人生は儚い」「悩んだら、夏の空、瞬く星空を見る」「僕を思い出して」「僕はやった、やったよママ、大人になれた」「ありがとう」……全てが詰まったラストのスピーチを聴いて、涙が止まらなかった。
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