ポルターガイスト現象で思い浮かべるのは、椅子が勝手に動いたり皿が飛んで割れたりだとか、幽霊のかわいいイタズラ的なね、そんな心霊現象じゃないですか。そんなもん何が怖いのか面白くないだろうとタイトルで今まで全く観る気が起こらなくて敬遠してたんですが、観たらビックリ!ポルターガイストなんてそんなかわいいもんじゃなかった。墓ドン!ドン!ドーン!棺桶からバーン!ギュイーン!!ブオオオー!!更地!!みたいな、もうそれポルターガイストじゃないよね!?っていうめちゃくちゃ楽しい映画だった。なんでこんなに楽しい映画だよって誰も言ってくれなかったんだ。
死んだ小鳥をトイレに流そうとして子供に見られた母親からしてもう面白かったんだけど、息子はピエロが怖いのにわざわざ部屋の椅子に置いたり雷怖いのカーテン閉めずに木に食べかけられるし、キャロルアン吸い込まれちゃうし、胡散臭い霊能者が役立つし、最後は思いっきりトビーフーパーじゃなくてスピルバーグじゃんという終わり方も面白かった。
観終わってニコニコしてこの映画調べたら曰く付きの“呪われた”映画だそうで、それを聞いたら笑顔が消えてなんだかシュンとしちゃったな。俺は別に呪われたとは思ってないからそういう映画って紹介されるのはなんか嫌だけどね。スピルバーグ健在だしトビーフーパー死んだの数年前だし関係ないと思うぞ!