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透明人間のRandBのレビュー・感想・評価

透明人間(1992年製作の映画)
3.8
『透明人間』の最新作に合わせて、鑑賞。

イケイケなビジネスマン・ニック。
彼は、たまたま居合わせた研究所で事故に巻き込まれたことで、体が透明になってしまう。
実験台として利用しようとする謎の組織の追っ手を逃れ、様々な場所へと足を運び、安息の地を探すニックだったが……。

『ゼイリブ』、『遊星からの物体X』など、90年代娯楽映画の傑作を数々と産み出したジョン・カーペンター監督作品。

1933年版とは異なり、原作がH・F・セイントの『透明人間の告白』になっているのもあり、主人公の回想形式で物語が語られ、娯楽活劇としての要素も色濃い一作。

ざっくり2部構成に別れているほか、「モンスター」ではなく「人間」として善人の主人公が描かれているため、とても見易く、ラブストーリー要素も、しっかりある点が良い。

若干、ヒロインはジョン・トラボルタに似ているような気もするけれどw、「化粧」や「雨」という要素を用いることで、ロマンティックに描かれる2人の関係性が、とても美しかった。

<<エログロおバカメーター>>
エロ ☆×0.0
グロ ☆×0.0
バカ ☆×3.0

・おバカポイント
エロもグロも控えめで、全年齢が見易いところが素晴らしい。
コーヒーがこぼれたパソコンが大炎上してしまうという下りは、さすがにおバカですが、逆に愛おしいです。笑

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以下、他作との比較ポイントメモ
※超絶ネタバレあり

[職業]
・ビジネスマン

[原因]
・研究所での事故
・無賃乗車
・身分詐称
・殺人

[戦法]
・赤ペンキを噴射
・サーモメーターによる確認

[犯行]
・現金の不正使用
・無賃乗車

[結末]
・追っ手を欺き、恋人と共に幸せな生活を送る。

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