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陰謀のセオリーのGINのレビュー・感想・評価

陰謀のセオリー(1997年製作の映画)
3.2
メル・ギブソン、ジュリア・ロバーツ競演のサスペンス・アクション。
過去の記憶を失った男が、謎の組織に狙われる話。

1997年制作。
過去の記憶をなくしたタクシー運転手のジェリーは、周囲のちょっとしたことに国家の陰謀が隠されていると乗客に話して聞かせる日々を送っていた。
彼が唯一覚えている記憶の断片は女性弁護士アリスを守るために自分がいるという妙な確信だけ。
ある日、アリスに陰謀が迫っていると悟った彼は、彼女に接近するが変人扱いされてしまう―。

話はサクサク進む。
思っていたよりとても見やすい作品だ。

ジェリー、記憶無くしているのに結構明るいキャラだね😁
こんな男がいたら、誰だって変人だと思っちゃうのに、追い返さないで真摯に話を聞いているアリスは偉いよ。

いったいはジェリーは何者なのか。
なぜアリスを守るのか。
彼女にはどんな危機が迫っているのか。
失われた記憶はやがて確信へ。
謎が解けると、また新たな謎を生まれ、やがてそれは、現実の恐怖となって2人に襲いかかる。

物語のほとんどは組織から逃げる展開ばかりで、反撃らしい展開が無かったのは残念だ。
終盤になってほとんどの謎が解明され、クライマックスへ。
もうちょっとサスペンスらしいハラハラする展開が欲しかったとは思う。
でも、明るい話の終わり方で良かった。ホッとした。

P.S.
悪役を演じているパトリック・スチュアートの演技を見られて良かった😊
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