マッサージ屋

レインメーカーのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

レインメーカー(1997年製作の映画)
4.0
ロースクールの苦学生で弁護士志望のルーディ(マット・デイモン)はバイト先のバーの紹介でブルーザー(ミッキー・ローク)の法律事務所で働く事になった。
かなり悪徳法律事務所で先輩デック(ダニー・デビート)から病院に入り浸り交通事故の被害者から強引に委任状を取り付けるなど指導を受けるルーディだった。
ロースクールの研修時代に悪質な生命保険会社の案件を相談されていたルーディは、その依頼人の家に出向いた。
白血病を患っているにも関わらずその保険会社は難癖をつけ保険金の支払いを完全拒否していたのだ・・・。

フランシス・フォード・コッポラ監督&ジョン・グリシャム原作の法廷モノ。
“レインメーカー”とは金を雨が降るように稼ぎ弁護士の事を指すらしい。
プロレスファンとしてはちょっと心躍る代名詞ですけど(笑)

結論から言うとこの主人公は“レインメーカー”っぽい事はしていないんですよね。
悪徳法律事務所に勤めたわりには逆を行き、むしろ誠実で正義な弁護士さん。
ま、終盤に彼女に対する行動は「え?!」とは思いましたが。

その悪徳法律事務所以上に悪徳な保険会社が最大の敵になるストーリー。
裏のかきあいというか奥の手を使い、法律の抜け穴をかいくぐる流れは個人的に好物で面白かったですね。

敵役の感じの悪い弁護士にジョン・ヴォイトが演じてますが、憎たらしい役やらせるとピカイチです(笑)