菩薩

機関車くんの菩薩のレビュー・感想・評価

機関車くん(1959年製作の映画)
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ほぼトーマス×およげ!たいやきくん。毎日毎日石炭を運ぶだけの日々に疲れてしまった機関車くんが仕事を放棄して暴走を始める。こ〜こでは無いど〜こか〜へと〜とひたすら爆走するが彼は機関車、結局は敷かれたレールの上を走る事しか出来ないし、行き着いた先はまさに「機関車の墓場」とも呼ぶべき暗黒空間、周囲には同じ様に朽ちていったであろう無数の死屍累々が…ってここ普通にブラック過ぎて怖い。もう石炭も燃え尽きこのままでは完全に死を待つのみ…ってとこで彼のSOSを聴きつけた少女の活躍により救出と相成りハッピーエンド風になるが、彼を待ち受けるのはまた明日からの変わらぬ労働であると考えると…う〜ん。可愛らしい世界観感の完成度は今のとこ頭ひとつ抜けているが、ちょっと共産主義臭が強過ぎるかも、まぁ置かれた場所で咲きなさい的な事だと思うが。
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