方眼

ハンバーガー・ヒルの方眼のレビュー・感想・評価

ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)
4.2
2回目:1969年5月、南ベトナムのアシャウ渓谷“937高地”でアメリカ軍第101空挺師団と北ベトナム軍との高地争奪戦。出発前の基地では新兵訓練、田園で生活、娼館で息抜き、現地民と一緒に水浴び。歯磨きは大切。国に残した恋人の件ですぐケンカ。黒人と白人でもすぐケンカ。The Aminals”We Gotta Get out of This Place”でここから戦場、トーンを変える。基本、移動は左から右方向。森の中、敵の姿は見えないが撃ってくる。亜熱帯雨林を行軍。戦闘・休憩・二人の会話、のリズム。故郷の彼女からきっついテープ。レコーダー壊しかけてまたケンカ。足は水虫、濡れてない靴下を補給しろ。どんどん減る仲間たち。倒れた同士にモルヒネ注射。なんてことないと言い続け。もう彼女から手紙は来ない、慰めてくれるかつてのケンカ相手。黒人と白人も一触即発、と思わせてからの〜。戦地取材シーンはカメラクルーの後ろから撮ってる、これすなわち我々観客にも、観てるだけのお前らが何かを語るな、ここに来いと。そこから地獄。援護してくれ、味方を撃つな。土砂降りで登って滑り落ちる。次々と減っていく仲間たち。負傷者をヘリで運ぶ、爆撃でハゲた高地の進軍、実際の従軍記者の写真から丁寧に画面構築。
1回目:ベトナム戦争、新兵たちの激戦。切り口はストレートだが、そうであればこその真っ正面からの迫力がある。観ているうちに引き込まれてしまう。
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