ろーぜす

ハンバーガー・ヒルのろーぜすのレビュー・感想・評価

ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)
3.9
タイトルの由来は、兵士たちが次々と“肉のミンチ”にされていく程の悲惨な戦況からミンチの丘それがハンバーガーヒルと名付けられた由来なのです。

戦争映画を観るといろいろ考えさせられます。もちろん戦争はいけないことです。
いまでもどこかで内戦が行われています。
人間は馬鹿な生き物です。経験しないとそれを糧にすることはできません。戦争に関してこれ以上なんの経験が必要なんだと思うくらい馬鹿です。

このハンバーガーヒルは舞台はベトナム戦争だけど戦争そのものを見事にリアルに表現されていると思います。

だから死体も酷く表現されています。内臓えぐれ、肉片、頭が吹っ飛びと戦争映画ではここまでの表現はあまりないのではないでしょうか。

ベトナム戦争とはなんだったのか。この映画はアメリカ側からしか描かれてませんが、決してアメリカを美化しているのではなくむしろ批判しているように感じます。ただ批判されながらも命を失った多くの若者たちに敬意と哀悼の意を込め、未来への糧にしていかないといけない。それが残された、そして今生きている我々の使命なのではないでしょうか。

映画の感想なのでここまでにとどめておきます。

ぜひ観てほしい映画です。
余談ですが、デビューしたてのドンチードルがでてますね。
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