IRIS

マグダレンの祈りのIRISのネタバレレビュー・内容・結末

マグダレンの祈り(2002年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

1964年、アイルランドにある女子修道院に3人の少女が同時に収容される。
彼女たちはいとこにレイプされた、未婚で子供を産んだ、容姿が美しく男の目を惹くという理由で無理矢理収容された。

実際に彼女たちの話を聞いた方が本にしたものを題材にしています。
鬱作品としてよく紹介される本作を体調を整えて観ることにしました。結論から言うと118分のうち100分くらいはずーっと息苦しい。
彼女たちの収容される理由が"何だそれ!?"って呆れた。いとこにレイプされてなんで女性側が悪いのか?親も守ってくれないってどんな世の中なんだろ?他の二人の理由も有り得ない。憤りしか感じなかった。"そんな時代だった"では片付けられない、愚かな時代。

シスターたちや神父がまた酷い。
役としては人をイラつかせて上手でした。
脱走に失敗した子が戻って罰を受け、その後シスターになるって洗脳されてしまうのかな。マーガレットが裏口のドアが開いてて外に出られたのに戻ったのもお金もないし無駄だって思ったのかな?
(彼女は先に出られたからまあ良かった)

確か"修道院"て言ってたと思ったけどラストの字幕で"女子更生施設"になってて
?。更生施設っていうより"刑務所"だった。こんな施設に3万人も収容され1996年まであったなんて!宗教って人を救うんじゃなかったの?って考えさせられました。
彼女たちが希望を捨てず、ラストは救いがあって良かった。
IRIS

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