のすけ

マグダレンの祈りののすけのレビュー・感想・評価

マグダレンの祈り(2002年製作の映画)
3.5
俳優ピーター・ミュランの初監督にして、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
アイルランドに実在したマグダレン修道院が舞台の実話。

従兄弟にレイプされた女、未婚で出産した女、男を惹きつけそうな女‥なんの罪もない女性や逆に被害者と言える女性たちが大勢収容されている。
アイルランド中で3万人以上だったという話しだから恐ろしい。
美人だから‥髪がきれいだから‥とんでもない理由で閉じ込められ、自由を奪われ強制労働を強いられる女性たち。
神父や修道女に従うのが当然の慣習、しかしその神父と修道女が腐っている。家族は世間体を気にしてこの修道院にぶち込みあとは知らんぷり。皆イかれてる‥。
でもこれが実話というのが、間違った信仰や集団心理の恐ろしさを伝えている。

マーガレット、バーナデット、クリスピーナ等何気にキャストがうまくはまっていた気がします。