スピルバーグとリチャード・ドレイファスという「ジョーズ」「未知との遭遇」のコンビが作ったファンタジックな恋愛映画。航空事故で幽霊になっちゃった主人公が、完全に昇天するまえに恋人のために悪戦苦闘する。
スプルバーグは映画史に残る才能なのは間違いないけれど、作品数が多いために「宇宙戦争」みたいに意見の分かれる時もあるし、埋もれてしまう映画もわりにあるようだ。本作もその一つ。
森林火災をあつかう消防隊が舞台であり、広大な自然が映画にのんびりとした雰囲気をもたらしている。
消火液を投下するパイロットの主人公が、仲間を救うために低空飛行を繰り返しついに爆発事故をおこすまでのアクションもＣＧなどではなく実写でつくられており迫力がある。
子どもの頃は好きで何度も見たけど、恋愛映画に求められることも多いはずの軽妙洒脱な味みたいなのはないかな～。ちょいダサめでエネルギッシュな楽しさ。
