たけちゃん

007/カジノ・ロワイヤルのたけちゃんのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.2
一度味を知ると、他のものは飲めない……


マーティン・キャンベル監督 2006年製作
主演ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン


いよいよ公開が迫ってきた「007 No Time To Die」!何度、公開延期になってきたかという1本ですが、もう延期はない?
昨年来、それに合わせてレビューしようと思っていたクレイグボンドシリーズ。今回こそは間違いなしと思ってスタートしましょう🎶

シリーズ「週一007」
ひと月かけてクレイグボンドを取り上げ、最後は「No Time To Die」でフィニッシュしたいと思いますヽ(*^^*)ノ

「カジノ・ロワイヤル」はクレイグボンドの第1作ですが、イアン・フレミングによる原作の第1作でもあるんですよね。ただ、まだ無名に近かったフレミングがその原作の権利を売った相手グレゴリー・ラトフが、なんと他界したことで映画化されず、ハリウッドに流れてしまいました。
そのため、イオンプロで「カジノ・ロワイヤル」が映画化出来ず、ショーン・コネリーの「ドクターノオ」が第1作となるんです。

「カジノ・ロワイヤル」は1954年にアメリカでテレビドラマ化されたがヒットせず、後にピーター・セラーズ主演でコメディとして映画化されました。だから、クレイグボンドの第1作として描かれる「カジノ・ロワイヤル」は念願の原作に忠実な映画化だったわけだし、今までのシリーズとは変えて新機軸を打ち出すにはピッタリだったわけですね。

その辺の事情が分からなかったので、今までとは違うなぁ…と感じて、僕は受け入れられなかったんですが、今までのシリーズを見ていない層には刺さったようで、その意味では大成功でした( ˘ ˘ )ウンウン








さて、映画です!
実は公開時、苦手だったんですよ、今作😓
なんせ、僕がジェームズ・ボンドに期待しているものと真逆路線。ムーアボンドで育った身なので、ギミックと秘密兵器満載のエンタメ娯楽路線が好き😙


ところが、今回見直すと、やっぱり面白かったんだよねぇ。思った以上にアクションが素晴らしいし。秘密兵器やコミカルさは無いけれど、違った魅力に溢れていました!……って、知ってました?すいません😩

あと、以前観た時は、特にボンドの拷問シーンがキツくって、もう止めて~って感じでした。僕はちょっと共感感受性が強くて困るんです😓イタタ
今回もここだけ早送りしたった😂

では、この後は備忘録として好きな場面などを書き残しま~す。なので、ネタバレになりますので、悪しからず(≧∇≦)ゞ








さぁ、以下は好きだったところをネタバレで書き残しますよ。音ネタもあります🎶

オープニングは白黒
場所はプラハ
昔のスパイ映画のような雰囲気のスタート
共産圏はスパイもののお約束よね!

振り返ってのガンバレル!
服装がカジュアル
ポップなアニメーション
今までのボンドとは違うよアピールだな。


アバンで聴こえないジェームズ・ボンドのテーマ
使われるのはクリス・コーネルの「You Know My Name」。映画タイトルの「カジノ・ロワイヤル」は映画全体を表すものでは無いからと、曲タイトルに使われなかったらしい。

クリス・コーネルはサウンドガーデンというバンドのヴォーカルで、バンドは1度解散していましたが、2010年に再結成していたんです。
この曲はソロの時期に書かれていて、2007年発表の「Carry On」というアルバムに入っています。
ところが、2017年にクリスは自殺。しかもサウンドガーデンのライブ後。何があったんだろうなぁ。惜しい人でした😭


ル・シッフル役はマッツ・ミケルセンだったんだなぁ。公開当時は全く知らなかった……



マダガスカル
ここがクレイグボンドのお披露目ですよね。
豪快\(^o^)/
そして、パルクールを用いた追跡アクションは過去のボンドのイメージを一新し、若々しいボンド像を与えましたね。とにかく走る!
爆弾魔を追ってクレーンからジャンプするシーンはさすがにスタントですが、ダニエル・クレイグもかなりの部分自分で演じているようで。


ホテルの受付のお姉さん、めっちゃ好みだったぁ(笑)。ボンドガールでも良かったよ。
海から登場、セクシーボンド。
ここはハル・ベリーやウルスラに代えて、セクシーなボンドを見せたかったらしい……。僕はビキニ美女が良かったなぁ😅

ソランジュはゴージャスでしたが、好みでは無かった😩。背中ぱっくりドレスは素敵でしたが……。


あのスカイフリート機のテロは、9.11にも通じる攻撃だっのか!ル・シッフルが事故を利用して、空売りで儲けようとしていた。映画を観ている今日は9月11日。なんとタイミングの良い!

その損失を埋めるために"カジノ・ロワイヤル"で賭けに参加。そこで、ギャンブルに強いボンドが登場するんだね。


うぉっ、ヴェスパー登場\(^o^)/
初対面シーンの辛辣なこと(笑)
もう、映画の中盤だったのか!
列車に乗ると、ここで格闘が起こると思ったけど、無かったなぁ(*^-^*)ゞテヘヘ
僕はヴェスパーしか記憶が無かった( ¯−¯ )フッ
やっぱりエヴァ・グリーンは好きだなぁ。
黒髪が好みです(ˆωˆ )フフフ…

そうか٩(* ॑ ॑* )⸝ワカッタ
ボンドはのめり込まないように人妻狙いだったのか!
今知った( ¯−¯ )フッ


\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////イェーイ
アストンマーチンDBSだ!
めっちゃカッコイイ。
やっぱりボンドはアストンマーチンだよね~。
と言いながら、水陸両用のロータスエスプリが個人的には1番好きなんですが……( ¯−¯ )フッ


ボンドにタキシードを着せたのはヴェスパーだったんだなぁ。色々と明かされる(ˆωˆ )フフフ…
それにしても、シャワールームのシーンはセクシーというか、2人の気持ちが近づく場面で良かったねぇ。
マティーニのこだわりもここにあったか!


最後は……
ボンド、ジェームズ・ボンド
そして流れるボンドのテーマ

なるほど、これは殺しのライセンスを持った非情なスパイ、ボンド誕生の物語でしたか!
う~ん、面白かったけど、苦い映画でしたね😭