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007/カジノ・ロワイヤルのBalthazarのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
3.5
00(ダブルオー)エージェントに昇格したばかりの若きジェームズ・ボンドを描く。
今作の敵、ル・シッフルは涙腺の異常で血の涙を流している。表向きは会計士および投資家であるが、その正体は世界中の犯罪組織やテロリストから資金を集めその運用と洗浄を請け負う死の商人だった。マイアミ国際空港で最新型ジェット旅客機のお披露目式を狙った自作自演のインサイダーテロを起こして株式市場で大儲けを企むせこいやつだが、ボンドに直前で阻止されたことで空売りに失敗、1億ドル以上の大損害を出す。おかげで出資金を返済できない窮地に陥る。チェスやポーカーの名人でもあるル・シッフルはこの損失をカジノのテキサス・ホールデムで勝つことで穴埋めしようとする…ってこいつ、ダメな奴の典型じゃん。
タイトルにもカジノ・ロワイヤルとある通り、やはり、ボンド対ル・シッフルのカードゲーム勝負が一番の見どころなんでしょうかね?

なお、劇中の「モンテネグロ」は実際はチェコの温泉地カルロヴィ・ヴァリで撮影されたものであり、モンテネグロの町並みとは似ても似つかないんだとか。香港やソウルを映して東京と字幕出してるようなものかと。

タイアップに一層力が入っている。
ボンドカーは新型のアストンマーチン。
フォードとのタイアップを生かし、全ての主要シーンに登場する車をフォードブランドで統一。
腕時計はオメガの「シーマスター」。
スーツ・タキシードはイタリアのブリオーニ、シャツは英国のターンブル&アッサー、サングラスはイタリアのペルソール、靴は英国のジョン・ロブ。
シャンパンはボランジェ。
電子機器類の類はすべてソニーのブランド製品で統一。ノートパソコンのVAIOとデジカメはCyber-shot、テレビはBRAVIA、登場する携帯電話は全部ソニー・エリクソン製。
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