鳩摩羅什

007/カジノ・ロワイヤルの鳩摩羅什のレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.0
本作はダニエル・クレイグ主演の007シリーズ第一弾。監督は2000年公開『バーティカル・リミット』を撮ったマーティンキャンベルである。ボンドガールはエヴァ・グリーン。フランス人だがイギリス英語を流暢に話す才女だ。
激しいアクションに引き込まれて140分が短く感じたが、本作の面白さはストーリーそのものであろう。カジノでの心理戦、上司との駆け引き、ヒロインとの人間関係などが、ストーリーの中に絡み合い、編み上げられてクライマックスに向かっていく。そのため単なるアクション映画ではない佳作に仕上がっている。
ダニエル・クレイグが6代目ジェームズ・ボンドになることが発表されたとき、世間から批判の声が上がったという。プレッシャーがかかる中で、意気込んで本作に取り組んだに違いない。その分、素晴らしい作品になった。
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