ストーンロック

007/カジノ・ロワイヤルのストーンロックのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.2
 コレは賛否両論あるだろうな、当時はそう思ってました。ノスタルジー風のシーンでスタート。そこからのタイトルバックはおしゃれ。マダガスカルのパルクールは「俺は今までのボンドとは違うんだぜ」を体現するのに充分。Mの意味を言うと殺されるんだ。非情さを全面に出してジョークのかけらもない。コレがクレイグボンドだ。全方位的な前任者と同じ路線では意味がない。ボンドガールのエヴァグリーン演じるヴェスパーも魅力的。知的会話でボンドもタジタジのイチコロ。
Mの私生活もチラリ。ご主人いたんだね。
マッツミケルソン演じるル.シッフルかキャラ強烈で10年後のローグワンまで影響した。目から血🩸拷問シーンは痛そう。アクションではなく長めのカジノシーンがこんなにヒヤヒヤするなんて。原作のカジノロワイヤルが残っていた(アレは除く)のは新章開始の上でラッキーだ。
終わりかなと思ったら大波乱。ラストでやっといつもの名乗り。テーマ曲題名も回収。
次作に続くのも新展開。最初はこれでは007でなくとも別シリーズでもやっていけると思っていたが全部見終わったら、
クレイグ支持派になった。