たむランボー怒りの脱出

アワーミュージックのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

アワーミュージック(2004年製作の映画)
4.5
再見。街角にいる女性の膝の上で多分普通に眠ってるだけの子供の映像に爆撃の音声が乗せられると、殺された子供のように見えてしまうようになってる。パレスチナの映像を目にする機会が増えた現在見ると尚のことそう感じる人がいると思う。
「二つの岸 一つの真実 それが橋だ」という中盤の台詞からのラスト「よく晴れた日 遠くまで見える でもオルガのいる所までは見えない」からの目を閉じる(想像する)オルガ…という流れのメッセージ性。ゴダールの率直な平和への願いというか、この映画全体がストレートな台詞やメッセージで構成されていて、他の作品よりはずっと分かりやすく作られているんだと今回思った。
ゴダール「パレスチナ人の本当のリバースショットとなる人たち、向き合える人たちとは、おそらくイスラエル人ではなく、このインディアンたちでしょう」
天国篇のビーチのゲートの前で絵本読んでる子供が「弟が生まれたよ!」って叫ぶ弟って誰なのか。イサク?

2022.1.11 DVD
ハワード・ホークスって男女の区別できなかったらしい。あれってホークスの何ていう映画なのか。ガチ無知なので分からない…。見たいので教えてほしいです。天国篇の多幸感が素晴らしい。もうあんまり覚えてないけど面白かったという印象だけはある。80分て書いてあるけど76分でした。
追記。教えてもらいホークスの映画は『ヒズ・ガール・フライデー』だと判明。