ソニア

アワーミュージックのソニアのネタバレレビュー・内容・結末

アワーミュージック(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ダンテの神曲になぞらえた3部構成により進行する。
あまりにもインパクト強すぎる地獄篇。いろいろな戦争シーンの切り抜きの連続だけど、中には日本の戦国時代のようなシーンもあって、確かにこれも戦争だと認識を改めさせられた。なんだか戦国武将とかもかっこいいイメージだけど、自国の補正がかかってしまっていて、色々な国も自国の歴史についてはそのような認識があるのかもしれないと思った。
煉獄篇ではある少女に焦点が置かれ進行する。パレスチナ問題や、宗教の対立を明確に主張し、ゴダール本人も登場する。

デジタルカメラは世界を救えるのか?がやけに印象に残っている。現代社会のゴダールの諦めと悟り?のようなものを感じた。
今の世界をみたらきっとさらに悲しむ。
ソニア

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