トシオ88

祈るひとのトシオ88のレビュー・感想・評価

祈るひと(1959年製作の映画)
3.7
1時間半足らずのストーリーの中に私小説の如く芦川いづみの独白が混じりながら、過去と現代の様々な出来事がレイヤーになっていて見飽きない。
俳優達のお芝居がきちんと出来ている所為もあるのだろうけど、日常の普遍的な時間の流れを、しっかりと鑑賞してしまった。
芦川いづみの楚々とした、でも芯のある演技と、魅惑的な声。誰しもが魅了されるのも頷ける素敵な女優さんですね。そして宇野重吉😃。飄々とした男を相変わらず好演。まだ井の頭線が3両編成の時代。下北沢、永福町、新宿…今ではもう見ることのできない昭和30年代の素敵な東京もたっぷりと楽しむことが出来た😃🎬🗼
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