せん

アメリのせんのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
3.6
好き嫌い分かれそ〜〜(そして自分は好きじゃなさそ〜)と思ってたけど、人からオススメされたので鑑賞。

結論からいうと「この映画大好き!!」って感じではないけど、ところどころ「あぁ、わかる…」と感じた映画。
アメリの内気さ、自分の世界に閉じこもりがちなところ、真正面から人とぶつかることができないところ、全部自分を見ているようでした。
あと自分も「同じ匂いを持った人」に惹かれるし、アメリの世界はなんやかんやアメリらしさ?を自然と受け入れられている感じがするので、この映画のアメリがちょっと羨ましい。私もこの世界に住みたいと思った。
それこそ自分の空想の世界を見ているような映画だな…と感じる。

自分も最近自分1人で完結してちゃダメだなと思ったので、こっそり人を幸せにしたり恋するアメリの姿にはちょっと勇気をもらったかもしれない。特に最初の宝箱の男の人よかったなぁ。
正直八百屋の主人にやったのはやり過ぎだし、他人が他人の人生の軌道修正なんて勝手にやるもんじゃないと思うけど、「自分の世界にこもってた人間が自分の世界から飛び出して他の人間に対してアクションを起こした」っていうところがこの映画では重要なんだと思う。私も殻を破りたいな。

あと細かいけど、最初の方で登場人物の好きなことと嫌いなこと説明してくれたのツボだった。
なんかその人独特の性格とか暮らしとか感性が透けて見える感じがすき。

アメリと画面のお洒落さ見てると「恋する惑星」のフェイ・ウォン思い出す。
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