愛おしき映画ヒロインがまた1人増えた。
アメリの内向的でありながら、器用にも不器用な愛を自らのスタイルで伝えていく姿、それらの理解の難しさがこの作品の大きな魅力の一つだと思う。
また、全てのカット、ディテールまでこだわり抜かれた画面構成もまた大きな魅力。
赤と緑を基調としたコントラストの強い色彩、アシンメトリー、何もかもアートな画面構成にいちいち惚れ惚れとさせられてしまうのが非常に楽しい。
フランスアートのプライドを全てぶつけてもらえた。
加えて、この作品は、アメリのはかとなく感じられる色気もまた見どころ。
面白かった。