ゆうき

アメリのゆうきのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
4.5
想像力と創造力が突出した映画。
ジュネの他の作品同様、色使いや小道具が可愛らしく、センスを感じます。また登場人物も、一人一人個性があって、存在感があり、キャラクターの総和により作品が組み立てられていると思います。
最初アメリは現実の世界に妄想を投影し、現実から逃避していた。しかし徐々に現実の世界に向き合い始めるという物語となっている。現代社会に生きる私達は、彼女と同じように、妄想の世界に逃避しがちである。妄想を想像や創造にシフトしていったアメリは、序盤と比べると大きく成長した。この作品は、成長物語のパターンだ。
ゆうき

ゆうき