安堵霊タラコフスキー

IP5/愛を探す旅人たちの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

IP5/愛を探す旅人たち(1992年製作の映画)
3.8
イヴ・モンタンの遺作となった劇映画という謳い文句のくせにイヴ・モンタンが30分経ってようやく出るような構成だったから彼目当てだと途中まで少しイライラさせられる。

でも序盤からポンヌフの恋人っぽい雰囲気は悪くなかったし、メインの若い二人の凸凹コンビ感も中々印象的ではあった。

そしてイヴ・モンタンが出て来てからがこの作品は真の意味で始まるのだが、謎めいた彼のキャラが魅力的でこれだけでも見た甲斐はあったかなと思う。

結局終幕とかボンヤリした感じで色々不明瞭なところはあったけれど、雰囲気の良さとかもあり悪い気持ちにはならなかった。