SANTAMARIA

この胸いっぱいの愛をのSANTAMARIAのネタバレレビュー・内容・結末

この胸いっぱいの愛を(2005年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

それは未来からの"黄泉がえり"。

彼らは20年前の世界に舞い戻った。
想いを伝えるために

ある老婦人はかけがいのないパートナーに
ある青年はまだ会ったことのない母親に
ある男は優しかった隣人に
そして彼は初恋の人に。

全体を通して感動した。
まずそれが筆者の率直な感想である。

カヴァレリア・ルスティカーナと共に進んでいくストーリーは何とも心地よくて、
こんなにも純粋に感動できた事は今までなかった。
鑑賞を終えたあと何とも言えない気持ちと共につーっと涙が流れた。

涙が流れたと思えば、
しばらく逢えていない人に逢いたくなった。
なぜ、あの時筆者はあの人に礼を言えなかったのか、なぜ別れを言えなかったのか
そんなことをぼんやりと考えていた。

筆者は数えてまだ18年しか生きて来なかったが、後悔していることは沢山ある

"ヒロが死んだ…あの人はヒロだった。
その事に…
私はずーっと前から気付いていたような気がする…
どうして、私だけが生きなくてはいけないのか…
私はまた生きる勇気を失いかける。
だけども、そんな私にあの人が囁く
"それでも生きろ"っと…
そして
私はまた前を向き生きていこうと思うのです。
そして、私は今…
この胸いっぱいの愛を
ヒロとあの人に伝えたいと思うのです。"


作中の終盤にミムラが言ったこのセリフが筆者心にずっと残っている。語りかえるような口調で優しくはなったこのセリフは筆者が死ぬまで忘れることはないと思う。

ストーリーの最後に出てきたあの場所は
天国なのかな…










もし人生で1つだけやり直すことができるなら、あなたの戻りたい過去はいつですか?

もし良かったら、皆さんの戻りたい過去を聞かせてください。
コメントお待ちしてます。







良い作品に出会えた。
SANTAMARIA

SANTAMARIA