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愛のむきだしのあのネタバレレビュー・内容・結末

愛のむきだし(2008年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

ユウとコイケは育った環境や罪への認識が似通っていたが、周囲の人間や出会いで人生の結末が大きく変わったと思う。或いはそこが男女差の表現なのかも。男には悪友との友情シーンが多かったけど、女性側は孤独で救いが無いように見えた。ヨーコに女性として手を差し伸べたサソリも男だし。コイケが自殺した理由はユウが発狂して満足したからなのか、自分と似たユウが発狂したことで自分の終わりさえ想像出来てしまって絶望したからなのか、分からなかった。
ユウはかなり気持ち悪いけど一貫して一途だったから応援できたし、ユウのむきだしの愛が形になったラストの手を繋ぐシーンは良いと思った。
シリアスな親子関係、盗撮コメディ、ヒロインとのラブコメ、サイコ宗教、B級アクション
色んなテーマが盛り込まれていて4時間があっという間だった。
まとまりの悪さが心配だったが、どのシーンも結局は愛が根底にあったのだと思う。
あ