WONDER

愛のむきだしのWONDERのレビュー・感想・評価

愛のむきだし(2008年製作の映画)
5.0
はじめの方は、この映画、なんかあんまりかも?って思っていた。なんでこんなに評価が高いんだろうって。でも、後半に進むにつれて、どんどん自分が引き込まれていくのが分かった。狂ってる、みんな。
だけど、「愛のむきだし」って、きっとこういうことなんだろう。自分がなぜ泣いてるのかわからない映画は初めてだった。ただただ引き込まれていた。冷静に考える隙を与えない。シリアスな中にある面白さ、そして深み。こんなにあっという間な4時間ははじめてだった。この作品はグロいと評判だったし、園子温監督は私は正直好きじゃないから、見るつもりはあまりなかったが、危なかった、もう少しで私の映画人生の半分ほどを損するところだった。

純愛性欲狂愛狂気友情信仰崇拝異常錯乱崩壊再生…
人間のきたなくて、リアルな部分全てが入り混じっている。
綺麗なだけが映画じゃない、こんなにも、感情にたたみかけてくるものがあるんだ。この映画は、間違いなく、私の「映画への意識」を変えた。

(ここまでが観た後、深夜に残した走りメモ書きをコピペなのでなんとなく厨二くさいレビュー)

私が満島ひかりさんを好きになったのはこの映画がキッカケ!海辺でのコリント信徒への手紙 第13章は名シーン中の名シーン!圧倒されたな…
しかしそれに負けないにっしーの演技力。安藤サクラさんは言うまでもない。
誰も負けない。誰も引けを取らない。
演技力のぶつかり合い!

(実のところ、私がAAAファンになったのもこの映画がキッカケ笑
そして、私は観てないんだけど、いつ恋をみて、にっしーの演技が下手だ!って声結構見かけたけど、そういう人こそみてほしい!!)

この映画の最後の10分間、好きすぎてもう何十回と観てますが、そのたびに泣いてしまいます。大好きです。
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