あみんご

スケアクロウのあみんごのネタバレレビュー・内容・結末

スケアクロウ(1973年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2人のロードムービーであり、マックスの成長物語の様にも感じました。多分最後は片道切符ならお金は足りていたんじゃないかな(と思っています)。マックスが靴を枕にしていたのは、それが好みってのもあったんだろうけど、いざという時のためのお金を入れていたのも一つの理由なのかなと思ったり。コーリィの元へ帰るのかはいつかな、なんて濁しておきながら、靴底のお金を出してまで往復きっぷを買うことの意味というか、マックスの中のライオンの存在に思いを馳せると切なくもあったかい気持ちになる。マックスが飲み屋でお客を笑わせるショーの様なシーンは、胸がいっぱいになるなぁ!

カッコ悪いし悲しくて切ないんだけど、いい作品だったなと思います。結末としてはわりと悲惨というか、悲しい終わりのはずなのになんだか気持ちが引きずられなかったのは音楽のおかげだったかも。音楽がすごく好きだったんだけど、サントラが発売されていないとわかって少しショック・・・

ユーモアやジョークが最強の抑止力だというライオンのカカシ(スケアクロウ)の概念がとても素敵。世界中がそうだったらいい!
あみんご

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