スギノイチ

女必殺五段拳のスギノイチのレビュー・感想・評価

女必殺五段拳(1976年製作の映画)
3.5
志穂美悦子がマフィアと戦うとこまではいつも通りだが、敵のアジトが東映の太秦撮影所なのだ。
撮影所そのものをアジトにするという、大胆さと撮影のお手軽さを兼ね備えた発想に脱帽。
こないだ映画村に行ったばかりの俺は、偶然にも最良のタイミングでこの映画を観たと言えるだろう。

監督、俳優、音声、照明さん達も皆マフィア!バッタバッタとスタッフを殴り殺していく七色の志穂美悦子。
マフィアなのに敵が殆ど銃を使わないのは、そこが時代劇村だから。
なるほど何の矛盾も無い。

準主人公の渡瀬恒彦は空手使いの刑事という設定。
スーツで決めつつも空手を使いこなす。
マジで梶原一騎の劇画から抜け出してきたようなビジュアルだ。
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