のんchan

ガンジーののんchanのレビュー・感想・評価

ガンジー(1982年製作の映画)
4.2
ずっといつか観たいと思いながらも長尺の為、中々手が伸びないでいたこの伝記大作。
U-NEXTが年内で配信終了なので、今日はようやくその気分に🙏

誰もが知っているインド独立の指導者マハトマ・ガンジー🌟

この作品は構想20年、ガンジーを誰が演じるかにこだわり、当時無名の舞台俳優だったベン・キングズレーが抜擢された。
その期待を裏切らず、まだ30代だったキングズレーは、途中少し入り込む当時の動画のご本人と瓜二つに似せている。

冒頭、暗殺されるシーンから始まりドキッとするが事実である。
直ぐに場面はガンジーの青年期に変わるが、過去に遡り史実に忠実に丁寧に、ガンジーの動向、活動が描かれている。

イギリス統治下のインド。争い戦うのではなく、自らの行動で民衆を導いて行くインドの父ガンジー。
禁欲、断食、清貧、純潔を実行し、身を持って庶民に教え伝えて行く。何度とない投獄を経験し、その都度更に強くなる《非暴力と不服従》の精神で返り咲き、更なる大指導者となっていく、これぞ生き神様の様だった💫

ようやくインドの独立が目前になるも、ヒンドゥー教徒と回教徒は分裂していた。回教徒がパキスタンを建国したことにより内戦状態になったことを悲しんだガンジーはまた断食を行う。そして民衆に武器を捨てさせることに大成功する。その時のキングズレーの痩せ具合も凄まじい。

78歳のガンジーは、デリーで夕べの祈りをしているところを、ヒンドゥー教徒に銃で撃たれ暗殺されるが、撃たれたと悟った瞬間、ガンジーは自分の額に手を当て、ヒンドゥー教の「あなたを許す」という意味の動作をして亡くなる😭

心が洗われた。観て良かった❤️

アカデミー賞8部門を受賞しただけある、誠に壮大で見応え十分。ラストのガンジー葬儀の場面では30万人を越えるエキストラが動員されていて、スケールが違った。


※ガンジーが南アの弁護士時代の場面、ほんのチョイ役で道端の若造としてダニエル・デイ=ルイスが(当時25歳)が出ている。超イケメン😍
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